トップページ > 泡洗顔のススメ
泡洗顔のススメ

■泡洗顔のススメ

洗顔料を使う時には、できるだけ肌を摩擦して刺激を与えないようにすることが肝心です。
とはいっても洗顔は、肌の内部の汚れを落とすことが目的。
ゴシゴシ洗わないと汚れが落ちないのでは?と思ってしまいますよね。
ですから、泡の力を利用するのです。

泡で汚れを落とす仕組みを考えてみましょう。

洗顔料を含め、せっけんや洗剤には「界面活性剤」が含まれています。
界面活性剤とは、水になじみやすい成分(親水基)と、油になじみやすい成分(親油基)を混ぜ合わせたものです。
ふつう水と油は混じり合いません。
しかし、マヨネーズやドレッシングを作るときのように、本来混じり合わない性質のものでも、少量ずつ根気よく混ぜれば、混ざり合います。その時の状態は、水のようにさらさらでもなく、油のようにベトベトでもなく、濁った色のトロントした液体になります。
この状態を「乳化」といいます。
界面活性剤は、大変な労力を使わなくても水と油を混ぜ合わせる乳化作用を持っています。

汚れは、ほこりやチリなどが、油にくっついて固まってしまったものです。
界面活性剤を使うことによって、油といっしょに汚れが水に溶け出します。
そうして水で洗い流すことによって、汚れを落とすことができるのです。

では、せっけんや洗剤などは、水を加えたり擦り合わせたりするほどよく泡が立ちます。泡立ちの多さが、汚れ落ちに関係しているということは、皆さん経験上良く知っていますよね。
洗顔料を使うときも、よく泡立てて「泡で汚れを落とす」ように言われます。
なぜ泡が多いほど汚れが落ちるのでしょうか。

泡には、汚れを包み込んで吸い出す働きがあります。
泡は、小さいシャボン玉の集まりです。つまり、せっけんや洗剤の成分が、空気をたくさん含んで、表面張力の限界まで引っ張られている状態です。
多くのシャボン玉が押し合いへし合いすると、バネのような状態が作られます。
その動きによって、毛穴の奥から汚れをかき出し、しっかりと界面活性分子に吸着させるのです。
全ての汚れが泡の洗浄力だけで落とせるわけではありませんが、泡の量を考えると、空気をたくさん含ませた方が、よく落ちるという目安になるわけです。

また、泡をあらかじめつくっておくことで、顔の肌と手をこする「摩擦」を減らすことができます。摩擦は、肌の表面を傷つけでしまい、シワやたるみなど肌トラブルの原因となってしまいます。特に、皮膚の薄いところでは色素沈着を起こしやすいので注意しなければなりません。顔面を手のひらでマッサージすることがありますが、そういうときも、できるだけ肌の表面が擦れないように力の強弱で血流をよくしたり、緩衝材を使ったりします。髪の毛を洗うときも同じですよね。シャンプーを直接髪の毛につけて泡立てるのではなく、泡立ててから洗うのが基本です。
泡は、摩擦を減らすための緩衝材としてはとても優秀なものなのです。

もちろん、泡はよく洗い流さなければなりません。
泡の中には、界面活性効果によって吸着された汚れがたくさん含まれているから。洗い残すと、結局汚れがまた肌に戻ってしまいます。


Copyright ©  洗顔石鹸とクレンジングの正しい洗顔方法 All Rights Reserved.